トラブルシューティング用ネットワークログの作成方法
ウェブサイトに関する問題についてサポートチームにご連絡頂いた場合、ネットワークログ（.HARファイル）が必要になることがあります。
この記事では、HARファイルについて、数ステップで完了するその生成方法について説明します。
HARファイルとは
HAR (HTTP Archive Format) とは、各種ブラウザ’（Internet Explorer、Firefox、Chrome、Safariなど）でのお客様とサーバー間のやり取りのデータを記録するものです。 送信者と受信者の間でやり取りが発生すると、HARがHTTP応答とリクエストヘッダーを記録します。
HARファイルが必要な理由
HARファイルは、ブラウザのタブで行われた全てのウェブリクエストを記録するため、ウェブサイトの機能について問題が発生した際のトラブルシューティングに役立ちます。
ブラウザでのネットワークログ取得方法
主要ブラウザごとにログ生成方法を見ていきましょう。
Chrome
- コンソールを開きます（F12）。
- Network（ネットワーク）をクリックします。
- 不具合が発生した時点の操作を再現します。
- Name（名称）部分の任意の場所を右クリックし、Save all as HAR with content（コンテンツを含めHARとしてすべてを保存）を選択します。
- 名前を付けて.HARファイルをコンピューターに保存します。
Firefox
- Firefoxのメニューをクリックし、More Tools（その他のツール） > Web Development Tools（ウェブ開発ツール）を開いてデバッグコンソールを開きます。 または、Ctrl+Shift+Iを押します。
- 埋め込みパネルから、Network（ネットワーク）を選択します。
- 不具合が発生した時点の操作を再現します。 ブラウザが実行された操作を記録します。
- 操作を終えたら、File（ファイル）列のどこかを右クリックし、Save all as HAR（すべてをHARとして保存）を選択します。
- Save（保存）アイコンをクリックして、パソコンに保存します。
Internet Explorer
- コンソールを開きます（F12）。
- Network（ネットワーク）をクリックします。
- 不具合が発生した時点の操作を再現します。
- Save（保存）アイコンをクリックし、.HARファイルまたは.xmlファイル形式（どちらでも可）で保存します。
Safari
- コンソールを開きます (Cmd+Option/Alt+i）。
- Network（ネットワーク）タブを開きます。
- 不具合が発生した時点の操作を再現します。
- コンソールメニューの右端のExport（エクスポート）アイコンをクリックします。
- 名前を付けて.HARファイルをコンピューターに保存します。
以上で完了です。 これで問題なくログを生成できること間違いありません。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。